一般質問原稿(松江)令和7年9月議会
令和7年第3回定例議会(9月議会)一般質問原稿
令和7年10月9日 議席番号8番 松江秀明
冒頭挨拶
議席番号8番、新生とうかいの松江秀明と申します。議長からお許しをいただきましたので通告に基づき質問させていただきます。
質問の前に、一言申し述べます。
先月行われました村長選挙において、山田修村長が4期目の当選を果たされました。心よりお祝いを申し上げます。選挙中幾度となくお聞きした、「原子力研究所の誘致」という先人たちの英断があり、本村は、原子力の発展とともに、雇用や経済が拡大し、都市基盤が整備され、今の住み心地の良いまちが実現しているものとの受けとめ、30年程前に東海村の住民となり、原子力研究に従事してきたものとして全くの同感であります。
さて、今回は、今年度から、村民の幸福度を上げていくための新たな計画として策定された「まちづくりの羅針盤」の4のビジョンのうち、「DXの推進」と「新たな基盤整備」の2つのビジョンを中心に質問させていただきます。
11-1 基幹業務システム標準化の意義と課題
11-1-1-1 最初の質問
まず、「DXの推進」に関連して「基幹業務システム標準化の意義と課題」と題して質問をさせていただきます。
令和3年に成立した「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」に基づき,令和7年度までに標準準拠システムへの移行が求められておりますが、報道等によると「7県258市町村が「ガバメントクラウド早期移行団体検証事業」に参加し、他の地方公共団体も移行中であるが、「標準化とクラウド移行によって2018年度比で運用コストを3割削減する」というデジタル庁の発表に対して複数の自治体から「想定と違う」という戸惑いの声が上り、 2025年1月に中核市市長会がデジタル庁と総務省に提出した「地方公共団体情報システム標準化に関する緊急要望」では、移行後の運用経費が「平均倍率2.3倍に大幅に増加し、5割以上の自治体で2倍以上の増、最大で5.7倍にもなっている」という指摘があり、独自に試算して「高くなる」ことが分かった自治体も複数ある」とのことです。
本村においても,標準化の取組が進められておりますが、地域の特性や財政的・技術的課題への対応を進められているかと思います。本村の現状と今後の方針について以下の2点について伺います。
1.本村における基幹業務システムの標準化の取組状況,導入方針,地域特性への対応について伺います。
2.標準準拠システムへの移行に向けたスケジュール,財政負担の見通し,住民サービスへの影響について伺います。
(答弁内容)
11-1-1-2 答弁<総合戦略部長 佐藤秀昭 答弁>
お答えいたします。
1点目の基幹業務システムの標準化の取組状況と導入方針,地域特性への対応についてですが,国は,行政のデジタル化に向けた基盤整備と,住民の利便性向上,行政運営の効率化のため,「地方公共団体情報システム標準化法」に基づき,標準準拠システムの利用を義務化しました。村では,これを受けて国の示す標準化対象20業務のうち,村が関連する18業務の標準化を令和7年度末までに完了させるべく対応を行ってまいりました。これまでに,既存の業務システムの改修箇所の洗い出しや改修,外字の標準化対応,既存様式の修正などを進めており,18業務中16業務のガバメントクラウド移行が完了したところです。なお,東海村の業務システムの多くは,県内のいくつかの市町村と共通の基盤で整備していたため,今回の標準化・共通化の対応についても,連携しながら改修を進めることできたという点は,地域の特性と言えるのではないかと考えております。
2点目の標準準拠システムへの移行に向けたスケジュール,財政負担の見通し,住民サービスへの影響について、でございますが,ご質問にもありましたとおり,国は令和7年度末までに標準化・共通化を完了させるとしていました。しかし,国の示す標準仕様書の度重なる見直しや,全国の自治体から移行完了が困難であるとの声があり,標準化・共通化の対応については令和8年度以降も継続(概ね5年以内の早い時期)されることになりました。村では,先ほども述べましたとおり,現在18業務中16業務のガバメントクラウド移行を完了しておりますが,残りの業務システムの対応についても早期に完了できるように進めているところです。次に,財政負担ですが,国が標準化共通化を主導的に進めるため,構築費用については全額負担してもらえることになっておりますが,運用経費の増加分については,補助などが無く村の負担増となります。これまでの試算では,運用経費は3割以上増加することになる見込みですが,今後,基幹業務システムの改修が必要になった際には,全国で同様の改修が行われることになり,共通経費となる設計費用や仕様作成費用は軽減が見込めるとされています。また,住民サービスへの影響ですが,申請様式等で表記の変更がありますが,大きな影響が生じることはないと考えているところです。
以上でございます。
11-1-2-1 再質問
運用経費が3割以上増加するものの、住民サービスに支障がないことについて理解しました。 運用経費の増加は本村だけではなく。全国的な問題であると認識しております。今後、県と連携して国に制度改善等を訴え、他自治体とも連携をとって運営の効率化、低コスト化に努めていただくようお願いします。
さて、再質問では、昨年9月の定例会の私の質問に答弁いただきましたように多くの視察を受け入れるなど、とうかい「まるごと」デジタル化構想が注目される本村として、今回整備する「標準化されたシステム」を利用して住民サービスを更に向上させるような仕組みは無いのか伺います。
答弁 <総合戦略部長 佐藤秀昭 答弁>
お答えいたします。
標準化・共通化された基幹業務システムでは,全国の優れたサービスを活用しやすくなるとされています。国が示している「窓口DXSaaS(ディーエックス・サース」では,基幹系業務システムのデータを活用して,窓口受付の必要性を判定したり,マイナンバーカードと連携することで,申請書を自動入力したりする機能が盛り込まれております。村では令和8年度中に「窓口DXSaaS(ディーエックス・サース」の導入を目指して対応を進めているところです。
また,窓口改革と連動し,書かない,迷わない,待たない,回らない,行かないといった住民ファーストの考えのもと新たな窓口の実現を目指してまいります。
以上でございます。
11-1-3-1 再々質問
ぜひ、基幹業務システム標準化で得られる「窓口DXSaaS(ディーエックス・サース」と窓口改革と連動し住民ファーストの窓口改革の推進を進めていただきたいと思います。
さて、先ほどの窓口改革と同時に本庁のオフィス改革の中で業務フロアのフリーアドレス化も進んでいます。職員の導線の連携と共に基幹業務システム標準化に伴いそれぞれの部署が持っているデータの標準化も部署を超えたデータの連携が可能となって行くのかと思います。
再々質問として、本庁のオフィス改革とデータの標準化を踏まえた業務の効率化について考えを伺います。
答弁<総合戦略部長 佐藤秀昭 答弁>
お答えいたします。
窓口改革では,デジタルを活用しワンストップで手続きできる快適な窓口サービスに向けて,総合窓口の設置や,手続き動線の変更などを行うこととしていますが,窓口改革の効果を最大限発揮させるためには,執務室(バックヤード)の改革も欠かせないことから,窓口改革と一体的に本庁のオフィス改革を進めているところです。
オフィス改革では,コミュニケーションの活性化や,職員の都合や業務内容,職場の状況などの変化に柔軟に対応できるなど働きやすい職場を整えていくために,固定席の廃止や,窓口カウンターの集約,機能別エリアの設置,可変性のある什器の導入を進めています。
また,窓口やオフィスが変わっていくことで,システムの配置や業務フローも大きく変化していきます。このため,現在の業務を可視化し,新しい窓口に適した業務フローに再構築していくBPRにも取り組んでおり,住民サービスの向上,そして職員の業務効率化につなげてまいりたいと考えております。
以上のことから,窓口とオフィスの一体的な改革により,「窓口DXSaaS(ディーエックス・サース)」によるデータの連携なども含めまして,最大限の効率化が図れるよう進めてまいります。
以上でございます。
11-1-4 最後のまとめの発言
オフィス改革とデータの標準化を活かしてデジタルを活用しワンストップで手続きできる快適な窓口サービスとバックヤードでは変化に柔軟に対応できるなど働きやすい職場を整えていくとの答弁をいただけたかと思います。現状では、導入コスト等で課題が散見される基幹業務システム標準化ではありますが、本システムを通して日本社会全体がデジタル化を進めていく中で、村長が所信表明で述べられたとおり、本村においても役場職員の働き方や行政サービスのデジタル化をさらに進め、便利でわかりやすい行政サービスを提供できる体制の構築を期待して、最初の質問を終わります。
11-2 村松地区活性化の推進の取組
11-2-1-1 質問
それでは、次の質問、「村松地区活性化の推進の取組」について伺います。
先週の土曜日に村松虚空蔵尊・大神宮境内および参道を舞台として「大空マルシェ2025」が開催されました。私も参加させていただきましたが、第10回開催&東海村発足70周年記念という節目の年を迎え、音楽とグルメに特化した内容に大幅リニューアルしたことも相まって、例年以上に大盛況であったかと思います。SNS等を拝見しますと、「幻想的なライトアップが最高だった!」、「地元グルメが充実していて、どれも美味しかった!」、「人が多かったけど、会場が広くて快適だった」とのコメントがいただけたようです。実行委員の皆様、東海村観光協会やご協力いただいた多数の村民雄志の皆様、本当にご苦労様でした、本当に素晴らしい大空マルシェでありました。
さて、このように村松虚空蔵尊・大神宮に代表される歴史的、観光的、資源を有する村松地区でありますが、今年度から「まちづくりの羅針盤」に基づき策定された「村松地区活性化の推進」では,国道245号の4車線化をはじめとするインフラ整備や阿漕ヶ浦周辺の面的整備などが位置づけられており、村では、より一層の地区活性化の推進を図っているかと思います。本地域の魅力向上と持続可能なまちづくりの観点から,これまでの取組と今後の展望について以下の3点、伺います。
1.村松地区活性化のこれまでの取組内容について伺います。
2.村松地区活性化の推進の概要と位置付けについて伺います。
3.同施策の進捗状況と今後の展開方針について伺います。
(答弁内容)
11-2-1-2 答弁 <総合戦略部長 佐藤秀昭>
お答えいたします。
1点目の「村松地区活性化のこれまでの取組内容」でございますが,令和元年10月に策定した「村松地区周辺地域活性化計画」に基づき,村・地域住民・関係機関が連携・協力しながら,それぞれが自主的な取組みを実施してまいりました。特に,計画策定をきっかけに地域住民で組織されたNPO法人「真砂山FUNクラブ」につきましては,阿漕ヶ浦や村松海岸を中心にイベントや環境保全活動を精力的に実施いただいております。
村の取組みとしましては,阿漕ヶ浦公園において,令和元年の茨城国体に合わせてホッケー場の整備や大規模遊具の設置を行い,今年度着工した駐車場の再整備などを計画的に進めているほか,公園正面からJ-PARCへと延びる「アクセス道路」の整備に向け,日本原子力研究開発機構との調整を進めてきました。
そして,昨年度からは,村松地区活性化を推進するための新たな取組みとして,阿漕ヶ浦周辺の面的整備の検討に着手したところでございます。
2点目の「村松地区活性化の推進の概要と位置付け」でございますが,現在,村の中心的な取組みとして進めております「阿漕ヶ浦周辺の面的整備」の観点からお答えいたします。
概要としましては,国道245号の4車線化,阿漕ヶ浦公園の再整備,J-PARCアクセス道路の整備といった阿漕ヶ浦周辺のインフラ整備をきっかけに,周辺地域にも面的に好効果が波及する整備を行うことで,新たなにぎわいや交流を生み出す拠点形成を目指すものでございます。
位置付けとしましては,「まちづくりの羅針盤」のビジョンの一つである「新たな基盤整備」における,「新たなにぎわいを生み出す都市基盤のデザインとまちなみの整備」の施策とともに,「まち・ひと・しごと創生総合戦略【第3期】」の「新たなにぎわいを生み出す魅力的な地域をつくる」の施策にも位置付け,推進するものでございます。
3点目の「進捗状況と今後の展開」につきましては,今年度は,「阿漕ヶ浦周辺整備基本計画」の策定に取り組んでいるところでございます。
基本計画は,「村松地区周辺地域活性化計画」を土台とする,村松地区活性化のための一つの個別計画として策定することにより,阿漕ヶ浦周辺の新たなにぎわいづくりのための整備内容等を定め,今後の面的整備の指針とするものでございます。
策定後の展開につきましては,計画に基づき都市計画法上の地区計画の策定など,今後の整備に必要な手続きを進めるとともに,関係者との協議を重ね,整備の具体化を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
11-2-2-1 再質問
答弁によると、今年度は「阿漕ヶ浦周辺整備基本計画」の策定を行っているとのこと、再質問として、本計画の策定に向けて具体的にどのような取組を実施しているのか,例えば、「真砂山FUNクラブ」とはどのような協働の取組を行っているのか。また,策定後の展開として,都市計画法上の地区計画の策定など,今後の整備に必要な手続きを進めるとのことですが,今後のスケジュール感を伺います。
11-2-2-2 答弁<総合戦略部長 佐藤秀昭>
お答えいたします。
「阿漕ヶ浦周辺整備基本計画」の策定に向けた具体的な取組みでありますが,庁内におきましては,11の事業関係課からなる「村松地区活性化計画推進チーム」を設置し,政策分野を横断した検討を進めているところでございます。
9月に整備方針やゾーニングなどの案がまとまったことから,今月から議会をはじめとする関係機関への情報共有と協議を行いたいと考えております。
その上で,具体的な整備内容やスケジュールなどの主要項目を検討し,案がまとまり次第,あらためて関係機関との協議を行い,協議結果を反映しながら策定を進めてまいりたいと考えております。
真砂山FUNクラブとは,「村松地区周辺地域活性化計画」の推進に関するパートナーシップ協定に基づき,村松地区全体に関する情報やご意見をいただいているところであり,今回の基本計画策定に関しましても,密に協議を重ねながら,ともに策定に取り組んでいるところでございます。
策定後の具体的なスケジュールにつきましては,現時点では決定しておりませんが,庁内での検討を進め,案がまとまり次第,議会をはじめとする関係機関の皆様に共有させていただきたいと考えております。
以上でございます。
11-2-3-1 再々質問
策定後の具体的なスケジュールについては、現時点では決定していないとのことであるが、**「案がまとまり次第」**ということではなく、案の検討段階から議会等とのコミュニケーションを積極的にとっていただければと思います。
再々質問として村松地区活性化の推進の取組を先行事例として,本村の他地区に展開するビジョンを持っているのか伺います。
11-2-3-2 答弁 <総合戦略部長 佐藤秀昭>
お答えいたします。
村松地区活性化を位置付けしている「まちづくりの羅針盤」及び「まち・ひと・しごと創生総合戦略」では,「それぞれの地域の特徴に合わせた基盤整備の推進」や「新たな発展基盤としての周辺地域の整備」といった方向性を示し,村松地区に限らず,村内の各地域における新たなにぎわいを生み出すことを目指しています。
両計画における村の具体的な施策や取組みにつきましては,「国道の4車線化に伴う,村松・石神地区の新たな地区別計画の策定や規制の緩和」や「村松・石神地区における地域資源の活用促進」としていることから,主に村松・石神地区を重点地区とした新たなにぎわいを生み出す基盤整備の検討を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
11-2-4 最後のまとめの発言
村長所信表明においても、「地域としての活性化策が必要でありますので、村松地区及び石神地区に地区別計画を策定し、規制緩和策なども取り入れながら、新たなにぎわいを生み出す施策を進めてまいります。」とあり、村松・石神地区に重点を置くということを、改めて確認できました。石神地区の重点策については、まだ計画の作成段階であるかと思いますが、改めて、「案がまとまり次第」ということではなく、案の検討段階から議会等とのコミュニケーションを積極的にとっていただければと思います。
さて、一言申し述べて、最後の質問に移りたいと思います。私事ですが、職場への出退勤時に村松虚空蔵尊・大神宮の参道を歩くのですが、その際にお酒屋さんに立ち寄ることもあります。今度、村松地区活性化について質問するよ、とお話したところ、店主の方から村松地区活性化ということで、アンケートが来たので、参道に平日でも立ち寄れて、休憩できる場所が欲しいと回答したとお聞きしました。「真砂山FUNクラブ」では、今年度、閉まる予定だった店舗をお借りして、事務所を開設し、簡単な飲食が提供できる場所として改装して、「大空マルシェ」の日にお披露目させていただきました。現状では、なかなか常設とか高頻度で開場というわけにはいかないのですが、こういう地域貢献というものもあるのだなと思った次第です。
11-3 旧合同庁舎跡地の利活用による地域活性化
11-3-1-1 質問
最後の質問は、「旧合同庁舎跡地の利活用による地域活性化」について伺います。
令和4年の3月議会におきましても大内則夫議員からも旧合同庁舎の跡地の利用計画について質問かあったかたと思いますが、現在、旧合同庁舎の解体工事が進められております。当該跡地は原研道路周辺地区の再整備と地域活性化を図る上で重要な村の資源であると考えます。同地域の活性化の観点から,以下の点について伺います。
- 旧合同庁舎の解体工事の概要について伺います。
- 跡地の利活用計画について,原研道路周辺地区の活性化の観点から伺います。
11-3-1-2 答弁 <総務部長 富田浩文>
お答えいたします。
1点目の工事概要につきましては,現行の耐震基準に適合していない旧合同庁舎2号館から4号館の解体を行うもので,令和7年7月に着手し,9月末現在で,建屋の解体撤去が概ね完了したところです。
今後は,外周フェンス等の安全対策工事を実施した上で,年内の工事完成を見込んでおります。
2点目の跡地の利活用計画につきましては,現時点ではありませんが,当該跡地が地域活性化を図る上で重要な資源であることは認識しております。
利活用に当たっては,官民共創や民間への売却,賃貸借による活用を含めた様々な可能性を探るなど,引き続き検討を進めてまいります。
以上でございます。
11-3-2-1 再質問
旧合同庁舎の解体工事の概要と建屋の解体撤去が概ね完了したこと分かりました。2点目の跡地の利活用計画について、いろいろと利用方法があるかと思いますが、まだ利用計画が定まっていないとのこと、村役場があり村の中心部であった地区であります。未だ利用価値が非常に高い村の資源かと思います、これまでどのような検討がされてきたのか伺います。
11-3-2-2 答弁 <総務部長 富田浩文>
お答えいたします。
これまで,村では,「東海村公共施設等総合管理計画」に基づき公有財産の有効活用等による持続可能な公共施設管理を目指し,令和5年度には「自分ごと化会議」において,公共施設の在りたい姿について話し合いを重ね,村に対し公共施設に関する15の提案がなされました。その中で,「新しい魅力を作り出したい」「再編視点で機能の集中と選択を考えたい」「コストをできるだけ抑える手法を考えたい」などの意見が出されたことを踏まえ,跡地活用の検討にあたって,複数の民間事業者からの意見を聴取するなど,官民共創手法について検討を重ねてまいりました。その過程において,シルバー人材センターの移転等施設の再編を進めてまいりました。
今年度につきましては,民間の新たな発想を柔軟に取り入れられる手法である「民間提案制度」や「トライアル・サウンディング」の導入を検討しているところでございます。いずれにしましても,官民共創を軸に,慎重な検討の上「村の方針」を整理してまいりたいと考えております。
以上でございます。
11-3-3-1 再々質問
令和4年3月議会の大内則夫議員の質問に対に対しては、旧役場跡地の建物解体後は、民間への売却も含め、検討するとの答弁もあったかと思いますが、跡地を整地してただ民間に払い下げるという形ではなく、村民の意見を吸い上げ、村の方針を明確化した上で「民間提案制度」や「トライアル・サウンディング」など民間独自のアイデアやノウハウを活かし、村の資源の活用を図るのはよい方向だと思います。また、本議会で宮本議員から提案のあった行政・議会・住民が初期段階から共に考える体制の構築も有効な手段かと思います。私が東海村の住民となった30年前には、この地区に旧村役場があり、おもちゃのアトムがあり、衣料品や食器、食品まで扱う総合スーパーとしてのカスミもありました。私だけでなく村民としても思いが詰まった地域であるかと思います。
その上で、旧合同庁舎跡地から視野を広げると、昨年の12月議会の質問したストッカー跡地にも大規模小売店舗立地法に基づく新設届の公表はまだのようですが建屋建設工事が始まり、そこに繋がる勝木田下の内線整備工事も進行しております。旧合同庁舎からストッカー跡地にかけた原研道路周辺の買い物環境や人の流れのも変わってくるものと考えます。ただ、現在の村の中央土地区画に人が吸い寄せられる状況に任せるのではなく、このような周辺地区の環境を踏まえ、個々の点としてではなく、面としての地域の利活用計画を検討すべきだと考えます。当該地区の現状認識と、その状況を踏まえた上で、同地区の利活用計画の検討を進める考えはあるのか方針を伺います。
11-3-3-2 答弁 <建設部長 河西 徹雄>
お答えいたします。
旧合同庁舎からストッカー跡地までの地区につきましては,市街化区域でありますことから,幹線道路沿いは,比較的大きな規模の店舗や事務所等の立地が可能な「準住居地域」及び「二種住居地域」,背後の住宅地は,良好な住居の環境を保護するために定める「第1種低層住居専用地域」に,それぞれ用途地域を指定しております。
そのため,現状の都市計画においても,幹線道路沿いは,住居や一定規模の店舗,事務所等が建築することが可能な状態となっております。
また,同地区の利活用計画の検討につきましては,幹線道路沿いと背後の住宅地の住環境維持も含めた面としての検討を要することから,旧合同庁舎跡地の利活用で導入を検討している「民間提案制度」や「トライアル・サウンディング」等を踏まえ,村の都市計画との整合性を図ってまいりたいと思います。
以上となります。
11-3-4 最後のまとめの発言
同地区の利活用計画の検討にいては村の都市計画との整合性を図るとの答弁であったかともいます。今後、都市計画マスタープランや都市計画道路整備計画の改定に向けて、先に質問させていただいた。村松地区活性化の推進策も含めて検討されていくものと思いますが、これからの村づくりの一環として、点や線ではなく、東海村全体の村づくりの観点から取り組んでいただきたい、と申し述べて質問を終わらせていただきます。
※ 本ページに掲載している内容は、一般質問後に質問および答弁の要点を整理したものであり、正式な会議録ではありません。
正式な記録については、東海村議会ホームページをご確認ください。