一般質問原稿(松江)令和6年6月議会
令和6年第2回定例議会(6月議会)一般質問原稿
令和6年6月11日
議席番号8番 松江秀明
冒頭挨拶
議席番号9番、新生とうかいの松江秀明と申します。
私は、日本原子力研究所そして日本原子力研究開発機構での研究活動、真崎地区自治会での地域活動の経験を活かし、人と社会と歴史、そして、原子力の調和したサイエンスのまちづくりを目指しているところで御座います。
それでは、通告書に従って質問させていただきます。
3-1 村松地区エリアの活性化について
3-1-1-1 質問
それでは、通告書に従って質問させていただきます。
私のベースとなっております真崎地区そして原子力機構の施設群も立地しております村松地区は、まさに、人と社会と歴史、そして、原子力が調和するサイエンスのまちのコアとなるべき地域かと認識しております。
さて、令和4年6月定例会の大内則夫議員の道の駅の誘致に係る一般質問において、東海村村松地区周辺地域活性化計画の中で、大神宮・虚空蔵堂エリアにおいて滞留施設などの整備による新たな魅力づくりを課題として掲げ、その一例として道の駅の整備が挙げられているとの答弁がありました。当時においては具体的に道の駅の誘致を目指すということはお話しできないとのことでありました。村松地区周辺地域活性化計画の折り返しを迎え、NPO法人真砂山FUNクラブとのパートナーシップ協定の締結、国道245号の4車線化工事が進捗し、さらにはJ-PARCアクセス道路の計画も具体化してきた現時点におきまして、以下の2点の質問をさせていたします。
- 村松地区周辺地域活性化計画の中で「みんなの思いとして描かれている道の駅」の誘致の状況はいかがでしょうか。
- 村松地区エリアからの東海駅周辺地区へのアクセス性の向上等、同地区エリアの活性化策をいかにお考えでしょうか。
3-1-1-2 答弁 <総合戦略部長・建設部長>
<総合戦略部長>
私からは,村松地区の活性化全般についてお答えいたします。
本地区の活性化策検討の土台である「村松地区周辺地域活性化計画」は,国道245 号の拡幅や,阿漕ヶ浦公園を会場に開催された国体の価値を地域に波及させることを目的に,多くの住民との協働により,令和元年度に策定したものです。
計画期間は, 令和10 年度までの10 年間で, 計画には,具体的な活性化策のほか,将来的な「夢」や「希望」も盛り込まれている点が特徴でございます。
地区の中心は「阿漕ヶ浦公園」「阿漕ヶ浦」になりますが,村では国体に合わせたホッケー場の整備,大規模遊具の設置,駐車場の再整備などを計画的に進めているほか,公園正面からJ-PARC へと延びる「アクセス道路」の整備に向け, 日本原子力研究開発機構との調整を重ねております。
一方, NPO 法人「真砂山FUN クラブ」では, 湖面が公園来場者から見えるようにするための伐木・除草作業や,イベント等を通した地区魅力の発信活動に,懸命に取り組んでおられます。
本地域は,阿漕ヶ浦や細浦など豊かな自然,大神宮や虚空蔵堂,真崎古墳群などの歴史遺産,J-PARC などの最先端科学が混在する稀有な地域です。国道245 号の拡幅完了により,この地区が単なる「通過点」になることは避けなければなりません。
村では,全11 課で「村松地区活性化計画推進チーム」を設置し,「本地区の魅力を高め, 地域課題を解決するために,どのような面的整備を行うのか」を検討していくこととしておりますが,この中で,ご質問の商業施設や,各エリア間のアクセス性なども考えてまいります。
なお,検討過程では,パートナーであるNPO 法人「真砂山FUN クラブ」, あるいはこの地区に多くの機能・資源を有する日本原子力研究会開発機構との調整にも,十分配慮してまいります。
以上でございます。<建設部長>
村松地区から東海駅周辺地区へのアクセス性向上のための取組みについてお答えします。東海駅周辺から村松地区へのアクセスにつきましては,東海駅東口から東海駅五反田線を通り,細浦地区へ直接進入できるようにすることが重要であると考えております。東海駅五反田線と県道豊岡佐和停車場線との交差点を改良し,細浦地区の山側を通る村道3258 号線をアクセス道路とすることにより,「細浦青畝(せいほ)」や「真崎城址」等の歴史資源への回遊も見込まれ, 地域の活性化に寄与するものと考えております。
交差点の改良方法について,現地測量を実施し,管轄する警察や地権者の方々と協議を行ってまいりましたが,整備方針について具体的な合意が得られていない状況にございます。
前回の協議から時間が経過しておりますことから,再度関係者に協議を持ち掛け,計画を具体に進められるよう検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
3-1-2-1 再質問
村松地区エリアの活性化について、村では,全11 課で「村松地区活性化計画推進チーム」を設置し検討を進めると答弁をいただきました,現状,「真砂山FUN クラブ」と情報共有に努めていとのことかと思います。また、当地区からのアクセス道路については、アクセス道路として村道3258 号線を考えているとの答弁をいただきました。これらの答弁を受けての再質問を2点させていただきます。
- 村松同地区の活性化は村全体に波及するものであり,さらに当該クラブと村の協力を進め実効性を高めるべきではないでしょうか。見解を伺います。
- アクセス道路として村道3258 号線を考えているとのことでありますが、東海駅五反田線、国道245 号線と村道3258 号線の接続はどのように考えているのでしょうか。見解を伺います。
3-1-2-2 再質問 <総合戦略部長>
お答えいたします。
NPO 法人「真砂山FUN クラブ」と村の関係につきましては,令和5 年3 月に締結いたしましたパートナーシップ協定のとおり,「対等なパートナーであることを認識し,相互に連携・協働し,活性化計画の具体化に取組む関係」としております。
これまでも, NPO には, 村松地区の魅力発信活動等に取り組んでいただいておりますが,一方村でも,阿漕ヶ浦公園やJ-PARC アクセス道路の整備を計画的に推進するなど,双方が,活性化計画の具現化に,「適切な役割分担と連携」の下で取り組んでおりますし,そのための情報共有・情報交換は, 大変重要なことであると認識しております。
また,村は「村松地区活性化計画推進チーム」を令和5年4 月に設置し,庁内一丸となって活性化計画の推進に取り組んでまいりました。今後は,推進チームの協議等を通じ,面的整備の方向性を具体化してまいりますが,計画の実効性を高める観点からも,パートナーとしてのNPO との突き合わせを滞りなく行ってまいります。
以上でございます。<建設部長>
建設部からは,東海駅五反田線・国道245号線と村道3258号線との接続についてお答えします。
東海駅五反田線と県道豊岡佐和停車場線との丁字路交差点から北側30メートルの位置に,県道と村道3258号線が接続する丁字路があり,現状では東海駅五反田線から国道方面へ向かう村道3258 号線には直接進入することができない構造となっておりますことから,東海駅五反田線から直接進入することができるような道路形状にすることが有効であると考えております。
続きまして,村道3258 号線から国道245 号線へのアクセスにつきましては,村道3110 号線と村道3114 号線を経由して,国道245号線の「宮前橋交差点」に接続することを考えております。以上でございます。
3-1-3 最後のまとめと意見表明
再々質問はございませんが、東海村の村松地区活性化計画推進チームと「真砂山FUN クラブ」等地域住民、原子力事業者の対等なパートナーシップの元、積極的に村松地区活性化計画を推進して頂きたいと思います。
また村松地区から、 アクセス道路として村道3258 号線を活用するとの答弁を頂きました。J-PARCのアクセス道路の計画も具体化してきたことから、そのアクセス道路との接続性、五反田道路の接続の先には、東海駅から、東海スマートインターへの接続等、村全体の道路整備計画の中で引き続き検討していただきたいと思います。それでは、次の質問に移ります。
3-2 ひたちなか地区との連携について
3-2-1-1 質問
先の質問で、村松地区の活性化の取り組みについて質問させていただきまし。2つ目の質問は、東海村そして村松地区と隣接するひたちなか地区との連携に関する質問です。
ひたちなか地区では北関東自動車道や常陸那珂港等の物流拠点、年間 180 万人以上の集客を誇る国営ひたち海浜公園が立地し、最近ではひたちなか海浜鉄道の国営ひたち海浜公園付近への延伸、 JX 金属の新規工場進出が決定するなど、同地区の観光面、産業面での発展が目覚ましいものがみられます。
そこで1点質問です。
これらひたちなか地区と連携し東海村ににぎわいを引き込む政策について村はどのようにお考えでしょうか。見解を伺います。
3-2-1-2 答弁 <産業部長>
お答えいたします。
本村のにぎわいづくりにつきましては、主要な観光地があって、その周辺に飲食店等の集積があるような集客力がある地区がないことなどから、村単独で観光客の呼び込みや村内での滞在時間を増やすことが難しい状況にありまして、ひたちなか地区を含む広域での取組が必要であると考えて、水戸市を中心といたしました9市町村で構成されます県央地域観光協議会の活動に積極的に参加し、広域の周遊ツアー、こういったものの造成ですとかサイクリングロードの選定、また各自治体の特産品を組み合わせたスイーツの開発、地域情報誌への記事の掲載など、多岐にわたって事業を展開しているところでございます。
また、ひたちなか地区の観光客をターゲットにした呼び込みに係る取組といたしましては、常陸那珂港に入港する外国クルーズ船の観光客に対しまして、村松虚空蔵尊や大神宮へのバスツアーなどへの協力を行っておりますが、入港数から観光客数というものは限定的になってございます。
今後もひたちなか地区のみならず、先ほど申し上げました県央地域観光協議会の構成自治体と適宜連携するほか、村内事業者とも連携の上、村内の飲食店のマップですとか東海十二景の紹介動画などの作成、PRなどにも取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
3-2-2-1 再質問
観光面での振興策について答弁を頂いたかと思います。私は普段、乗用車は使って、おらず、通勤等の移動の手段として徒歩、自転車を利用しております。ひたちなか地区を訪れる観光客の方も公共交通機関の利用が多いかと思いますが、現在、東海駅から海浜公園西口までの路線バスが往復1日4便と少なく、運行時間も10時台から17時台で、ひたちなか地区から東海村へのアクセスは困難であるかと思います。そこで1点再質問を伺います。
ひたちなか地区から東海村への公共交通機関のアクセスを改善するような活動は行っているのでしょうか。見解を伺います。
3-2-2-2 答弁 <産業部長>
お答えします。
お尋ねの路線、これ東海駅東口から茨城東病院、海浜公園西口線というものでございますけれども、ひたちなか地区内に海浜公園西口を含めまして4つの停留所、こちらを設けておりますが、1日の平均乗車人数は0.5人未満という状況でございまして、日常的な増便は現実的ではないと考えております。
また、観光客の取り込みを目的としたアクセスの改善につきましては、海浜公園の来園者が集中する時期の増便などが有効と考えておりますけれども、自家用車やレンタカーでの来園が多数を占めていると、こういう状況にございまして、例えば1年で最も来園者が多いネモフィラの見頃であるゴールデンウイークであっても、路線バスの利用者は1便当たり0.9人という状況になってございます。
したがいまして、路線バスの再編等につきましては、継続的に行っております乗降分析の結果やひたちなか海浜鉄道の延伸などによる人流の変化、そういったものなどに応じまして、適宜東海村地域公共交通会議にて審議をしてまいりたいと考えております。
一方で、海浜公園の来園者の誘客につきましては、観光協会におきましても長年の課題として認識しておりますので、先の答弁の繰り返しとなりますけれども、県央地域観光協議会のホームページやSNSを活用しまして、海浜公園来園者のピークに合わせて積極的に情報発信をするなど、交流人口の増加に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
3-2-3 最後のまとめと意見表明
再質問はございませんが、意見を述べさせて頂きます。
現状では需要が見込めないということかと思いますが、先の質問の村松地区の活性化も含めて、ひたちなか地区においでの皆さんに、村松地区や、東海村に興味を持っていただける施策を是非お願いします。また、将来的には、ひたちなか海浜鉄道の国営ひたち海浜公園駅から新交通システムとはないまでも、東海駅までのバス路線の延伸や将来的には新交通システムの導入、また視点を変えて、運行時間を前後に伸ばしてもらってもらうことで、今後増えるであろう、ひたちなか地区に勤務の人たちの東海村への取り込みも想定して計画に取り組んでいただければありがたいです。
それでは、最後の質問に移ります。
3-3 茨城大学原子科学研究教育センターについて
3-3-1-1 質問
最後の質問は、茨城大学原子科学研究教育センターにかかる質問です。
今年3月23日の茨城新聞1面において,茨城大学が4月1日にエネルギー技術の専門的な研究や学生の育成などを行う新組織「原子科学研究教育センター」を東海サテライトキャンパスに開設するとの記事が掲載されておりましたた。『理系と文系を融合させる発想により,行政や地域住民をつなぐ部署「社会/地域課題共考解決室」も設置する』とあります。そこで1点質問です。
まさに「行政や地域住民をつなぐ」という観点から,茨城大学と東海村との協働の取組を積極的に行う意向は村にあるのでしょうか。見解を伺います。
3-3-1-2 答弁 <総合戦略部長>
当部といたしましては、過去に茨城大学と連携協力に関する協定を締結しておりますので、全体的な立場からお答え申し上げます。
茨城大学とは、平成19年3月に連携協力に関する協定を締結して以降、産業、教育分野を中心に連携を図ってきた経緯がございます。本年4月に茨城大学が東海サテライトキャンパス内に原子科学研究教育センターを設置した件につきましては把握はしておりますが、現時点におきまして、茨城大学と村での事務レベルのやり取り等は行われておらず、詳細につきましては承知をしておりません。
センターの機能や目指すべき方向性等につきましては、ご質問の中で議員が言及されたとおりだと存じますし、センターの有する価値を本村の地域課題の解決に生かしていかなければならないと存じますので、情報交換や意見交換は必要になるものと考えております。
以上でございます。
3-3-2-1 再質問
茨城大学原子科学研究教育センターに設立について、茨城大学と村での事務レベルのやり取り等はなかったが、既に茨城大学側と「連携協力に関する協定」を締結しているとの答弁でありましたが、再質問を伺います。
今回、茨城大学側が地域課題解決に向けて踏み出そうと表明していることであれば、「情報交換や意見交換は必要になる」ということではなく、積極的に茨城大学側とコンタクトし、情報を取りに行くべきではないでしょうか。
3-3-2-2 答弁 <産業部長>
産業部からお答えいたします。
これまで茨城大学とは、教授などの大学職員が村の附属機関等に委員として参加していただく形で、各種行政計画の策定をはじめとした事業において連携をしてまいりました。また、現在でも産業、地域公共交通、社会教育、環境、公共下水道など多分野にわたり積極的に連携をしているところでございます。
これらのことから、村でも茨城大学が持つ専門的知見、地域における役割の重要性を十分認識しておりまして、原子科学研究教育センターも含めまして、どのような連携がお互いにとって望ましいかなど、各部各課において適宜情報、意見の交換を行いまして、地域課題の解決や新たな価値の創造に向けて引き続き連携してまいります。
以上でございます。
3-3-3 最後のまとめと意見表明
再々はありませんが、所感を述べさせていただきます。
茨城大学原子科学研究教育センターにつきましては、これまで、私が中性子科学を研究や原子力機構の施設利用で支援した関係から関係者といろいろお話をさせていただきました。その中で、なかなか学生さんはなかなか東海村は住宅が高く、住むにはハードルが高いが、住めば暮らしよいまちで、研究施設が充実し、一線の研究者と交流を持てる、原子力科学に関しては日本に冠たるまちであると話をよく聞く、との話を頂きました。まさにこれらが東海村の強みであります。ぜひ、村松地区の活性化、ひたちなか地区との連携の推進とともに、茨城大学原子科学研究教育センターの協働の取り組みを積極的に進めていただければと思います。
以上で質問を終わらせていただきます。
※ 本ページに掲載している内容は、一般質問後に質問および答弁の要点を整理したものであり、正式な会議録ではありません。
正式な記録については、東海村議会ホームページをご確認ください。