一般質問原稿(松江)令和6年3月議会

令和6年第1回定例議会(3月議会)一般質問原稿
令和6年3月14日
議席番号9番 松江秀明


冒頭挨拶


議席番号9番、新政とうかいの松江と申します。新人ではございますが、日本原子力研究所、そして日本原子力研究開発機構での研究活動、真崎地区自治会での地域活動の経験を生かし、人と社会と原子力が調和したサイエンスのまちづくりに向けて邁進したいと考えておりますので、よろしくお願いします。


13-1 基幹産業群と村内中小企業群との連携


13-1-1 質問

まず、私ごとではありますが、15年前の平成20年6月28日に東海文化センターで開催されました第6回地域代表者会議におきまして、真崎地区自治会の前身であります真崎地区委員会の代表として「真崎地区の10年後を考える」というタイトルで発表させていただきました。その中で、当時J-PARCの立ち上げでご協力いただきました茨城県企画部の方から、当時の茨城県の施策である茨城県サイエンスフロンティア21構想の資料を頂きまして、つくばのラインではつくばエクスプレス、日立市・東海・ひたちなか・鹿島のラインではJ-PARC、常陸那珂港、茨城空港の連携で、茨城では科学技術創生立国を主導する枢要な拠点となり、この東海村、ひいては真崎地区はその真ん中として重要な役割を果たすことになると、10年後の真崎地区の将来ビジョンについて報告させていただきました。

その後、東日本大震災で足踏みはしましたが、J-PARC、常陸那珂港、茨城空港ともに現在、茨城県が誇るサイエンスと物流の拠点として活躍していることは皆さんご存じのとおりでございます。

さて、現在の東海村の産業基盤の現状を概観しますと、東海村の産業上の強みとして、日本原電等の原子力事業者、原子力機構、茨城大学、東京大学の学術研究機関等の基幹産業が多数立地し、平成20年当時の東海村サイエンス21構想で描いていた各拠点が現実化し、茨城地区に匹敵するサイエンスと物流の強みを東海村は持ちながら、これらの立地条件、基幹産業と東海村中小企業群との連携が生かし切れてなく、残念ながらつくば地区に後れを取っているのが現実ではないでしょうか。

通告に基づいて2点質問します。

  1. このような強みを持つ村の基幹産業群と村内企業との連携の現状をどう認識しているのでしょうか。
  2. 東海村の強みを生かしてどのような新規産業の育成ビジョンを生み出すお考えでしょうか。

13-1-2 答弁 <産業部長>

お答えいたします。

1点目の村の基幹産業群と村内企業群との連携につきましては、議員ご指摘のとおり、基幹産業群と村内中小企業群の連携が必ずしも生かし切れているとは言えないと認識しております。これまで村では産業構造や企業が持つ技術、企業間の取引状況、村の立地競争力などの分析が不十分で、東海村の産業上の強み、いわゆる優位性であったり、特徴を十分に把握できておりませんでした。来年度に産業振興ビジョンの策定を行う中で、この強み、特徴の分析を行いまして、強み、特徴である基幹産業群と村内中小企業群の連携手法などを検討してまいりたいと考えております。

2点目の村の産業上の強み、特徴を生かした新規産業の育成ビジョンにつきましては、先の答弁のとおり、まずは強み、特徴とは何であるかというところを把握する必要がございますので、これから検討してまいりたいと考えております。

以上でございます。

13-1-2 意見表明

再質問はございませんが、少々所感を述べさせていただきます。

来年度いっぱいをかけて強みに見合う基幹産業と村内中小企業群との連携などを検討していきたいとの回答をいただいたと思います。具体的な取組の状況については、お話はありませんでしたが、先月2月2日の茨城新聞で「原子力事業者後押し」との新聞記事がございました。ひたちなかテクノセンターが事務局を務めるいばらき量子線利活用協議会が、原子力機構サイクル研内で1月26日に実施した技術交流会の紹介記事であります。産業政策課の方も積極的に参加し、村内事業者との連携を行っていたかと思います。

また、2月7日の産業政策課主催の東海村新産業創出セミナーでは、地域の振興における業者の役割について、宇都宮市の方に次世代路面電車システムの講演をいただくなど、新しい産業分野のビジョンの創出に向けて先行地区と交流を図るとともに、近隣自治体、関係団体との連携について尽力していただいていると認識しております。折を見て産業振興ビジョンの進捗についてお伺いしたいと思いますので、しっかりと検討し、実効性のある産業振興ビジョンの策定としっかりした実施を期待したいと思います。

次の質問に移ります。


13-2 白方地区の買物困難地域の改善


13-2-1-1 質問

2つ目の質問は、白方地区の買物困難地域の改善に向けた質問です。先の岡崎議員の答弁と重なるところがありますので、一部省略して質問させていただきます。

村の中央地区にカスミが新たに出店し、スーパーマーケットの集約化が進む中、白方地区では令和3年5月17日にステーションコム東海店が閉店し、令和4年11月6日にストッカー東海店が閉店しております。先の答弁でもありましたが、白方地区の住民には食料品や日常品の買物に困難が生じ、移動販売車が巡回している状況もあるなどの話も聞いております。大規模スーパーマーケットの地域間でのバランスの取れた誘致、買物困難者への支援が必要な状況と考えます。村はどのような対策を考えておりますでしょうか。

通告に従って、3点質問させていただいたところでございますが、まず1点目です。

  1. ストッカー跡地の新規店舗出店情報を把握しているのでしょうか。
  2. 大規模スーパーマーケットの地域間のバランスの取れた誘致を考慮されているのでしょうか。

買物困難者の支援というところでは先ほど産業部と福祉部の方からの答弁がございましたので、省略させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

13-2-1-2 答弁 <産業部長>

お答えいたします。

1点目のストッカー跡地の新規店舗出店情報につきましては、現時点では把握している情報はございませんが、住民生活の基盤となる食料や日用品の買物に関わりますことから、今後の動向に引き続き注視してまいりたいと考えております。
2点目の大規模スーパーマーケットの地域間でのバランスの取れた誘致の状況ということでございますけれども、これまでスーパーマーケットの出店に当たりまして、誘致活動を行ったということはございませんので、一方で、そのスーパーマーケットの出店に当たりましては、その土地の用途地域ですとかの制限、そのほかには事業者の経営判断、こちらも非常に大きいものでありますので、その立地、バランスの調整までを行政が行うことは非常に難しいと考えております。

以上でございます。

13-2-2 意見表明

再質問はございませんが、少々所感を述べさせていただきます。
答弁によりますと、ストッカー跡地の新規店舗情報につきまして把握してないとのこと、答弁にもありましたが、先の岡崎議員の質問でもございましたが、住民生活の基盤となる食品や日用品の買物に関わることから、今後とも引き続き出店の動向の把握に努めていただければありがたいです。
2点目の民間企業の経営判断もあることから行政としてバランスを特に取るということは難しいという回答をいただいたかと思います。短期的には難しいことは理解しましたが、長期的にはバランスの取れた都市計画の立案化も必要と思います。引き続きご配慮をよろしくお願いいたします。
3点目、ご回答はお願いしませんでしたが、AIの配車等有効であると思いますので、ぜひそのような施策も進めていっていただきたいと思っておるところでございます。

それでは、最後の質問に移ります。


13-3 血圧手帳の無料配布の停止


13-3-1-1 質問

最後の質問は、血圧手帳の無料配布の停止に係る質問でございます。

私、現状このような体型をしておりますが、2年ほど前は2倍ほどの120 kg台の体格をしておりました。近頃、私の姿が公開される機会が多くなってきまして、ご覧になった皆さんからは「私の知っている松江さんではない」と言われることが多々あるのではありますが、ダイエットの機会となったのは、別件で病院に駆け込んだ際に測っていただいた血圧にあります。当時200mmHg オーバーだったと記憶しております。その際、無料でご提供いただき、毎日記録を始めた血圧手帳というのが私の体調管理の出発点でございました。

従来は薬局や医療機関で血圧手帳が無料で配布されておりましたが、先日、健康管理のため通院した際に通院先の先生から、製薬会社からの無料提供というコンプライアンス上の問題もあり、血圧手帳の無料配布はなくなったとお聞きいたしました。村民の生活習慣の改善に関して、血圧手帳の無料配布は村民と医療機関とのコミュニケーション手段として、私の経験も踏まえて非常に有効だと考えているところでございます。

通告に従って、2点質問させていただきます。

  1. 血圧手帳の医療機関での無料配布がなくなったということを把握しているのでしょうか。
  2. 本当に血圧手帳の無料配布がなくなるのであれば、村内の薬局や医療機関での血圧手帳の無料配布に支援を行うことは可能でしょうか。よろしくお願いします。

13-3-1-2 答弁 <福祉部長>

お答えいたします。

まず、1点目の無料配布がなくなったことの把握についてでございますが、承知はしておりましたが、配布状況の詳細については把握しておりませんでした。そのため、村内の医療機関や薬局における血圧手帳の無料配布の状況について調査をさせていただきましたところ、内科を標榜している医療機関及び薬局のほとんどにおいて、在庫があるとのことから無料配布を継続しておりました。しかしながら、製薬会社からの無料配布自体は終了しておりますので、今後は無料配布ができない医療機関及び薬局が増加すると認識しております。

2点目の血圧手帳配布の支援についてでございますが、血圧の記録など健康づくりの取組は毎日継続することが重要と捉えております。今年12月から現行の保険証が廃止となり、マイナ保険証が導入され、医療機関においては医療情報や検診の結果など血圧の情報も把握できるようになるとともに、日々の血圧や体重など生活習慣を記録することができる健康アプリが増えるなど、紙媒体からデジタルツールへの移行、こういったものが進んでおります。

本村におきましても、令和5年度から茨城県公式健康推進アプリ「元気アップ!リいばらき」を活用した健康づくりに取り組んでおりまして、当該アプリに血圧や体重を記録することにより健康ポイントが付与され、ためた健康ポイント数に応じて景品等の抽選に応募できるなど、楽しみながら健康づくりに取り組める事業を行っております。

実際に当該アプリに記録した血圧や体重を医師に提示して、医師への情報提供やコミュニケーションに役立てるという声もいただいておりますことから、今後は紙媒体やデジタルツールの活用も含め、多くの選択肢の中から個人が取り組みやすいものを選択できるよう情報提供を行いつつ、健康づくりの取組を勧奨してまいりたいと考えております。

以上でございます。

13-3-2 意見表明

再質問はございませんが、少々意見を述べさせていただきたいと思います。

1点目の血圧手帳の医療機関での無料配布状況について、現状では在庫があることから無料配布を継続しているとのこと了解いたしました。また、将来的には無料配布できない機関や医局が増加するかと思いますので、この一般質問が村民の皆さんへの情報提供につながりましたら非常にありがたいことでございます。

2点目の血圧手帳の支援につきましては、従来からの実態のある手帳での管理の重要性も私は変わらないかと思います。しかしながら、私自身も「元気アップ!リいばらき」、家族ともども利用させていただいております。大変楽しくポイントもためておりますので、その重要性は重々理解していることであります。このようなデジタル媒体の利用も重大ですので、村民の皆様への周知や、今、村で取り組んでおられますスマホ教室でも取り上げていただく等、さらなる住民への周知を進められればよろしいかと思います。

慣れない質問でご迷惑かけたかもしれませんが、以上で一般質問を終えたいと思います。


※ 本ページに掲載している内容は、一般質問後に質問および答弁の要点を整理したものであり、正式な会議録ではありません。 

正式な記録については、東海村議会ホームページをご確認ください。